色部分修理

2015年2月10日 (火)

ヨーグルトシミ抜き

ペルシャのシミや色のにじみを修復する方法にはヨーグルトを主成分として使う技術が昔からあると聞いています。
以前にもアップしていますが、当社でこの作業をする毎に、素晴らしさを実感しています。
ヨーグルトに薬品を入れると色がにじみ出た所は弱く漂白出来、数回同じ作業をする事で一番良いところで止めることができます。
その後新たなヨーグルトに染料を入れて着色して周囲と合わせる事も出来ます。
ヨーグルトを塗って乾くとカサブタ状になります。イランで購入した専用の軽石を使って除去するとバッチリ取れます。
板の上でポンポンするとヨーグルトが粉になって回収できます。







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2015年2月 3日 (火)

ペルシャ色修理

ペルシャ絨毯のイスファハンカーペットにワンちゃんが粗相をしてしまい、変色シミと色のにじみが各所に発生していました。
弊社メンテナンスクリーニングで50%位は戻りましたが、別加工でにじんだ色の脱色と着色作業が必要な状態です。
見積もりしご了解頂きましたので作業開始です。
まず色がにじみ出ている赤、緑と粗相による茶色のシミを抜きました。
その後全体のアイボリー色をハッキリさせる為、漂白よ茶色を同時に出来るペルシャ修復技術のヨーグルト作業をしました。
ヨーグルト乾燥後ペルシャの軽石でこするとヨーグルトがきれいに除去できます。
更に色が薄くなっている黒や赤、緑やオレンジなどをちょっとづつゆっくり着けて終了です。







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2012年12月11日 (火)

靴墨が

中国製シルク絨緞に靴墨を着けてしまったお客様より連絡が有りました。
内容は「靴墨を買って間も無い絨緞に飛ばしてしまった、応急処置はありますか?」との事でした。
アンサーとして「何もせずにこちらに送って下さい。」としました。
すでに固っているらしくそのまま巻いても大丈夫と判断し簡易梱包でも良いとお伝えしました。その際に着けてしっまた靴墨本体も同送して頂きました。
届いた絨緞をじっくり見て、チューブに入った靴墨をペーパーに少し出し溶ける溶剤を探しました。乾いていない時には石油系の溶剤で溶けましたので、早速絨緞に試して見ましたがビクとも変化しませんでした。
チューブに書いてある販売店に連絡をして聞いてみると、
「固まった時には落とせない」とのお話でした。このままではお返し出来ないので試行錯誤し着物の紋抜き技法で試したらバッチリでした。

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2012年11月 9日 (金)

房の漂白がチョー難しい

楕円形のシルクペルシャ絨毯の房漂白のお仕事です。
普通の手織り絨毯はニ辺が房になっているので適切なクリーニングをしていると房のくすみや色がついた時にもパイプにタオルと同様に掛ければ両側の房が垂れ下がり,容易に後処理が出来ます。
今回のご依頼は写真の楕円形のシルクペルシャ絨毯の玄関マットです。写真でも分かるとおり絨毯の回り全部が房になっています。普通の絨毯であれば片方の房漂白をしてからもう一方の房漂白をしますが、楕円形や円形などの変形絨毯は全部お房がつながっているエンドレスです。更に房は絨毯を構成している縦横の基糸で房ができていますが、全周が房の絨毯は必然的に縦横糸に対し斜めの部分がある訳でそこはダミーの房糸を取り付けてあります。
今回のご依頼品ですが房が黄ばんでいるので白くして欲しいとのご希望でした。よく見ると本物の縦糸で作られた房(縦長方向)以外はダミーの房が取り付けられており、更に色と房糸の太さも違います。更に更に他社さんでかなり漂白剤を使用していた痕跡も発見しました。
腹を決め、ゆっくり根気良く少しずつ、着物の染色補正技術を使い漂白をしていきます。
一周漂白するのにほぼ一日掛かって仕舞いました。
でも綺麗になりました。
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2010年10月20日 (水)

インクが房に

インクが房に
インクが房に
インクが房に
クリーニング店さんから房に着いているブルー色のインクが取れないか?と問い合わせをいただきました。
ジュウタンが到着しましたので早速検品すると、ペルシャジュウタンのクムシルクでした。
片側の房の真ん中に2センチ位ブルー色のインクに見える部分があります。
クリーニング店では原因がわからないと連絡を頂いていましたが、このインクはジュウタン製作時の織機に張った縦糸のセンターを示すマークであると判明し、連絡をしました。
所有者さんも除去を希望されているので全体クリーニングの前にインクを抜きました。
ちなみに今回作業したインク抜きは生産国のペルシャ(イラン)では取ることは難しい加工と言われています。

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2010年9月14日 (火)

蚊取り線香で

蚊取り線香で
蚊取り線香で
蚊取り線香で
今年も蚊取り線香でこがした絨毯の修復ご依頼がありました。
ほぼ毎年同様の修理をお受けしております。今回はペルシャカシャ−ンウール絨毯にしっかりと蚊取り線香の渦巻きコゲがついていました。
作業前の検品では縦横の基糸は大丈夫ですのでパイルを植える作業となります。
コゲたパイルを一目づつ丁寧に結びを解き、絨毯から取り除きます。
この作業だけで丸三日掛かりました。次に元色より若干薄いパイル糸を基糸に結び付ける肩のこる地味作業を根気よく繰り返して行い、復元していきます。
全部のパイル糸を取り替えるのに40日ほど掛かりました。
最後は長いままのパイル糸を少しづつカットして他と同じ長さにします。
仕上げは若干薄いパイル糸に着色して終了となりました。
ウールやシルク、綿等の天然繊維だから燃え広がる事なく、大事に成らなかったのですが、これが化繊繊維だったらと思うとゾッとします。
くれぐれもご注意をお願いします。

一番上の写真が全ての加工が終了したカーシャーン絨毯です。どこにコゲがあったか分かりますか?

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2010年8月23日 (月)

表面カットしちゃいます。

表面カットしちゃいます。
表面カットしちゃいます。
表面カットしちゃいます。
ペルシャ絨毯が日焼けで退色や変色して元色がわからないお品物をお預かりする事がよくあります。
日焼けの修理ができるのをご存知ない方が多いのでお見せしましょう。
日焼け修理には二種類の方法があり、今回は表面をカットして直すシャーリングです。
特殊なシャーリング専用の刃物を絨毯表面に滑らせ、日焼けした毛先のみを均一に切ります。
カットする毛先は0.5ミリ位ですのでパイル長が短くなったとは感じないでしょう。
写真でわかると思いますがブルーの元色がシャーリング後見えて来ました。
日焼け退色は紫外線により絨毯全ての色に発生します。紫外線はLED以外の光りに含まれており、生活する上で避けようが無い光線です。
以前、あるお客様が「家は日当たりが悪いので日焼け退色はしない」と言われ、困った事がありました。

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2010年7月24日 (土)

ペルシャ絨毯房にスジ

ペルシャ絨毯房にスジ
ペルシャ絨毯房にスジ
ペルシャ絨毯房にスジ
クリーニングでお預かりして、房にイタミが発生していたのでお客様に連絡をして房根元の平織を解き修理をさせていただきました。このシルクペルシャ絨毯は製作から15年以上は経っていると思われ、平織が潰れていて解くには一苦労しました。
写真でシワシワになっている房は平織を解いた直後の状態です。
平織の部分はホコリや汚れで黒いスジ状のラインが付いています。
色が定着していて、洗って見ましたが変化ありません。
ここから先の作業はきものの紋抜きの技術で脱色しました。

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2010年5月 8日 (土)

房の変色

房の変色
房の変色
房の変色
このところ房のシミ抜きや変色修理が続いています。
今回はトルコシルクヘレケの房の先端が茶色く変色しているのを直します。
このシミはクリーニングの時に色々な薬品を使いましたが取れませんでした。
こからは智恵と勇気を持ってシミ抜きに取り掛かります。
色素除去を弱い順から試しました。
三種類目で確実におとせる確信がわかりましたので後は一気にシミをとりました。

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2010年4月10日 (土)

ラグのシミ抜き

ラグのシミ抜き
ラグのシミ抜き
ラグのシミ抜き
生産国は解りませんが、お客様は輸入品だったと言われています。
同じようなラグで渕が上質な革のイタリア製の高価な敷物を見ています。
麻が使われていて、表面は硬いのですが、かえってさっぱりとした使用感が好まれているようで、最近ではよく見かけます。
さてラグの端に茶色の輪になったシミが着いていて、お客様さこのシミを何とか成らないかとの事でした。
素材や染料を確認しながらシミ抜き剤を用意して取り掛かり、見事に取れました。

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